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マイナスイオンの適量について

文献をもとにマイナスイオンの適量について考えてみました

目的

体に良いなどの理由から注目を浴びる「マイナスイオン」ですが、実際に「どれくらいの量」が適当なのか?ということについては、 とても大切なことでありながら、その量が提唱する人によって差があったりしていまひとつはっきりしていないのではないかと思います。

ここでは、文献(又はその要約)に記載されている、実験時・治療時等に使用された「マイナスイオンの発生量の値」を出来る限り集め、適量がどの程度なのかを求めることを目的とします。

生体や疾患の度合いに個人差があったり、イオン発生源の違い、両極(プラスマイナス)イオンの比による影響や測定誤差が考えられるなど、予測値に少なからず幅が出てしまうことは容易に検討がつきますが、おおよその参考値だけでも求めることが出来ればよいのではないかと思います。

結論

使用例の多いマイナスイオン量の領域から適量を推測すると以下の結論が得られました。
このグラフは、下に掲載のFig.3と同じグラフです。
1. 適量の分布範囲としては、1,000〜500,000(個/cm3にある可能性が高い。(全データの約85%)

2. 特に50,000(個/cm3)以下が比較的多く使用されており、この程度のマイナスイオン量で相当の効果が上がる可能性が高い。(全データの約54%)
なお、この領域のマイナスイオン量を実現するにはマイナスイオン発生器が必要となります。

注意点

データを見る際に、前提として幾つか考慮しておくべきことがあります。いずれも推測値に少なからず影響を及ぼす可能性があります。

発生量の測定位置が明確でない
常識的に考えれば、表示されている発生量はヒトが実際にいる位置での値ですが、明記されていないものもあり、場合によっては発生器の噴出し口付近の値を表示しているものがある可能性もあります。
測定条件が明確でない
使用した測定器による値の差(精度、設定移動度などによる)が考えられます。
疾患の種類・程度が一様でない
仮に疾患の種類・程度に応じた適量があるとすると、本来はそれぞれのデータ毎に適量を推測する必要がありますが、それにはデータ数が乏しいのでここではそうした区別をしておりません。
健康体には当てはまらない可能性がある
収集したデータはある疾患に対する治療でのものが多いです。 一般に、健康なヒトに好ましいマイナスイオン密度は治療に使用する密度よりも低いとされているので、ここで得られる「適量」は必ずしも健康体には当てはまらない可能性があります。

データ収集及び考察

今回、マイナスイオンの適量を導き出すにあたって収集した、発生量のデータ分布です。
合計53件の文献を、
  1. 生体に効果あり (34件)
  2. 生体に効果なし+一部あり (19件)
  3. 生体に効果あり+生体に効果なし+一部あり (全53件)
に分けてグラフ化しました。 「3. 生体に効果なし+生体に効果なし+一部あり」のグラフより、1,000〜500,000(個/cm3)が全体の約85%を占めているのが分かります。
1. 生体に効果あり

考察
50,000(個/cm3)までの領域で全体の約60%を占めており、さほど高密度でなくとも効果の上がっていることを示している。
  • 総数:34件
  • 平均値:191,537(個/cm3
  • 最小値:2,600(個/cm3
  • 最大値:2,700,000(個/cm3
2. 生体に効果なし+一部効果あり

考察
1,000,000(個/cm3)まで広く分布が見られ特に偏りが見られない。
  • 総数:19件
  • 平均値:947,526(個/cm3
  • 最小値:1,000(個/cm3
  • 最大値:12,000,000(個/cm3
3. 生体に効果あり+なし+一部あり(上記1.と2.を併せたもの)

結論はこの度数分布グラフから導いた

考察
1,000〜50,000(個/cm3)の範囲に全データの約54%、 1,000〜500,000(個/cm3)では約85%が占めている。 このデータで見る限りにおいては、研究者の大半が500,000(個/cm3) 以下の密度を使用していたということである。
  • 総数:53件
  • 平均値:462,552(個/cm3
  • 最小値:1,000(個/cm3
  • 最大値:12,000,000(個/cm3

所感

結論的には、かなり広範な領域(1,000〜500,000(個/cm3))をもって適量(の存在する領域)を推測するにとどまりました。

サンプル数が少ない(53件)のは、実際にヒトで行ったものに限定したためで、動物や取り出した臓器、細胞レベルでのものを含めればもっと多くのデータ収集が出来ましたが、今回はあえてヒトでのものに限定しました。

このように収集データのサンプル数の少なさは否めませんが、50,000(個/cm3)以下の分布が多い(全体の約54%)のは意外だと感じております。

一方、1,000,000(個/cm3)を超える高密度は全体の5%程度であり、殆ど使用されていない領域でした。ただ、注意点で断っているように、この値がどの位置で計測したものなのか明記されていないので、分布範囲が実際はもっと異なるかもしれません。

なお、実際には生体への効果はマイナスイオンを暴露させる時間(作用時間)とも密接な関係があるとされており、この点をフォロー出来れば今回目安を付けた値の精度を上げることが出来ると思います。
 
文・イオントレーディング店長 根本政春
(1996年 有限会社ユニバーサル企画入社)
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