滝がその周囲の空気をマイナス電気で荷電するということは
長い間知られていたことである。
大気中の降水の落下に伴う電気現象と、この驚くべき現象との類似性は
特に興味深い。この後、この電気の発生がまったく予想外の現象に基づい
ているということを示す観察について報告していく。
エルスター氏、ガイテル氏は、高いところにある太陽を見て電気的な観察
をした際、興味深い事実を報告している。その事実とは、マイナスの空中電気
は滝の上空500mでさえ観測されるというもので、彼らは(Hoppe(?)にした
がって)、その現象は通常の土壌電位差が飛び散った水に作用したものだとい
う推測をした。その飛び散ったしぶきは、この上方へと向かうプラスの電位差
の誘導(or作用)によってマイナス電荷と分離して、それを空気中に運び、
一方プラス電気は比較的大きな水の塊とともに地上に向かう。
一種の自己誘導(or自己作用)がそのようにして引き起こされた作用をさら
に強いものにする。
このことによって私はアルプスの多くの地域の滝をめぐる旅の直前に、類似
した観察をする気になった。もし上の推測を試そうとするなら、深く狭い
峡谷、すなわち土壌電位差が保持されたところで落下する水がどのような状態
になるかを見ることである。
ある小さな金属の石油ランプ(ガラスシリンダーを金属製の短いもので代用
した円形バーナー)、それは絶縁処理を施したエボナイトの棒(長さ40cm)
にはめ込まれているのだが、これを、この場合空中電気のコレクターと
して用いる。そのランプは剥き出しの導線によってExnerの特別な
検電器に結びつけられており、その検電器の振れが炎のある場所と地面との
間の電位の違いを示す。
(注1)
プラスかマイナスかは摩擦された
エボナイトの棒によるランプの分離にしたがって調べられる。
<注釈>
1.この検電器の目盛で60°は、約200ボルトに相応する。
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