私が、目まぐるしく変化する外の電位差を観察する機会を持った滝は
スティルフスの峠(山の鞍部)やマダッチュフェルナーから下って給水
されるトラフォイの峡谷の滝であった。8月22日と23日は雨の日で、強い電気
を帯びた雲が谷まで降りてきていた。電位差は谷のいたるところで異常に強
く、30cmの銅線をつけた検電器を持ち上げると強い振れを示し、素早く、
しばしば1分刻みに変化した(この変化は天候の明らかな変化に伴って起こ
ったものではない)。
この二日間私は、約2mのところまで近付くことのできる
滝で特に頻繁に調査し、一方でおよそ200歩離れた岩塊から雲の電位を、
上記の結果と交互に比較しながら試してみた。その雲は、峡谷の出口の窪地
にある滝のところまで濃く漂っており、この時その雲は、異常に強められ振
れを変化させた誘導作用にさらされていた。にもかかわらず空中電気はその
近くでも常にマイナスで、好天の場合は早くても遅くても同じくらい強か
った。トラフォイの谷の終わりにある二つの大きな滝では、同様に変化を示
さなかった。
明らかに滝での電気の発生には内的要因が作用しているので
あろう。
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