ボンでも実験を続けるために、ここでも同じような実験を繰り返した。
しかし期待したような結果はほとんど起こらなかった。
Exnerの検電器には何の反応もなかったのである。結果的にHankelの
検電器を用いたときだけマイナスの空中電気が再び確認された。
実験の条件を何度もいろいろと変更してみたが、ハイデルベルクとボンの
間の大きな違いは
水道水の性質の違いだけであった。ハイデルベルクの水は蒸留したのと
同じくらい純粋だったが、ボンの水は不純であったため、蒸発した水滴が
後に塩分を残していた。純粋な水のみが強い作用を起こすという推測は後
で証明されることとなる。
(注2)
<注釈>
2.使用された水の不純性は、エルスター氏・ガイテル氏の同じような
実験での失敗の原因でもあった。
|