この個々の水滴は、噴水流とは違って、空気を水面下へ追いやらない。
そこで特に興味深いのは、水滴が水の上と湿った亜鉛板の上に落ちて
ぶつかる時の作用の比較である。蒸留水を満たした5cmの深さの大きな
ガラス皿を受け止め容器の亜鉛盤の上に置いたり再び取り去ったりし、
毎回15秒間隔で電位計の検針を記録した。作用の相異は確実には突き止め
られず、どちらの場合においても0.5ボルト/分前後の揺れを見せた。
つまり水滴は、水の上に落ちようと湿った亜鉛板の上に落ちようと、
同程度の電気を発生させた。
水滴が密な間隔で落ちると、つまり噴水流となると、水に落ちてぶつかる
時の電気ははるかに少ない。しかも、この水滴が空気を下へ行かせるのが
深ければ深いほど、電気はより一層少なくなる。このことの原因は、電気の
増加の減少ではなく、既に増加していた電荷における損失であろう。
この損失は空気のマイナス電気と水のプラス電気が混ざる時に生じる。
実際には、空気が下へ追いやられるその深さが深いほど、また水中にとど
まる時間が長いほど、その損失は一層大きいに違いない。
(注5)
<注釈>
5.絶縁された容器の水の中へ絶縁する管を通して空気を送り込み、
空気が泡になって上がってくるようにする実験では、電気作用は全く
生じなかった。表5では、空気が沈み込む最大の深さよりも深いところでは、
噴水流の作用は再びいくらか大きくなったが、この事は次のことによって
説明できる。つまり、そうすると、水の円形的な動きは垂直な軌道になり
やすくなり、これによって気泡は迅速に表面へと上がる、ということに
よって。
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