(水道)水が板状のさまざまな固体の上に落ちてぶつかる際の電気の発生
を比較実験した。それらの固体を、
図6
の装置の容器Bの亜鉛盤の上に順々
に置いた。結果をまとめると次の通りだ。完全に湿らせることのできる物質
はすべて同じ強さの作用を示した。モミ材、オーク材、大理石(滑らかなも
のとごつごつしたもの)、にかわ、銅、プラチナ、亜鉛盤。それほどには
よく湿らせることのできない物質も同様だった(湿らせることのできる度合
いが強い順に)、生ゴム、ガラス、皮、すず、封蝋、硬質ゴム。全く違った
反応を見せたのは、蝋、パラフィン、シェラックである。これらの物質の
表面は湿らせることができないので、落ちてくる水はすぐに水滴となって
滑り去ってしまう。そのため実験後もそれらは完全に
乾燥したままであった。蝋とパラフィンの場合ではほんのわずかのプラス
電気が得られ、シェラックの場合には極めて大きなマイナス電気が得られた。
水にぬれても表面が変化しないような物体(食塩水もその一つだが)から
のみ、それらの物質の影響がわかった。それ以外のものは皆、湿らせた
亜鉛盤と同じ作用をした。もし前述の結果を付け加えるなら
(26)
、これらは
また、水と同様の作用をしたといってもいい。しかし、これはいささか
当たり前のように思われる。なぜならそれらの物体は常に水の膜に覆われ
ているからである。
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