最近よく耳にする「イオン」という言葉ですが、そもそもは様々な物質を 構成する分子や分子から成る微粒子が、電気を帯びたものを指します。
電気だから感電するのか？というと、１個のイオンの持つ電気量は、 電気の最小単位又はそれに近い大きさですから、ごく弱いものです。 また、大きさも目に見えないほど小さなものです。

ここで、

・ マイナスの電気を持つものをマイナスイオン
・ プラスの電気を持つものをプラスイオン

と呼んでいます。

イオンは空気中に含まれています。ただ、とても小さく、色が 付いているわけでもないため目に見えません。また、臭いもありません。
水中にもイオンは溶け込んでいます。食塩水中には、 ナトリウムイオンと塩素イオンが含まれています。

マイナスイオンは空気中に含まれていますが、その量は少ないのが普通です。 一般には、１立方センチメートルあたりに１００〜２００個程度です。 マイナスイオンの多い場所は限られていますが、よく知られているのは、 森林や滝の周りなどです。こうした場所では、一般家庭やオフィスなどに ある量の数倍から数十倍の量が存在します。 また、大気汚染の主な要因の一つである車の排気ガスや、タバコの煙には 多量のプラスイオンが含まれています。