Uber die Electricitat der Wasservalle
滝の電気について
|目次| |トップ|
G. 絶縁された噴水流、個々の水滴

22. 実験装置の構成
23. 蒸留水、水道水、食塩水による比較
24. 噴水流の太さによる比較
25. 水滴での実験(1)

26. 水滴での実験(2)
27. 送風効果
28. 落下速度(高度)、水滴重量での比較
 

24. 噴水流の太さによる比較

今、ガラス製の貯水タンクを 図6 の鉄製の円柱Xと取り替える。 このの大きな利点は、ほぼ均一な強さの持続的な噴水流を作り出すことが できることだった。は絹糸で吊られ、圧力計と 水位管を取り付けてある。 蛇口Q1Q2をもつ結合部は、 図2 の同じ記号の 部分に相当しているので ここでは説明しない。空気の急速な圧縮のためにガラス管の 代わりに第二の鉄円柱が用いられた。

噴水流を流し続ける際にこの装置で集められるプラス電荷は、ミリメートル 単位の長さの火花を作り出すことができるほどに増大した。この装置に蒸留水 を送り込み (注3) 、この蒸留水が3気圧下0.98mm幅のガラス製または真鍮製の 排出口を通って流出すると、電圧は1分間以内で390ボルト上がり、 その際、 受け止め容器の注ぎ口に口で息を吹き付けると600ボルト上がった。 (注4) しかし電圧は4000ボルトを超えることはなかった(正確なアルミニウム 検電器で測定し、上記の火花の長さと一致した状況だった)。この電圧では、 角や縁における漏れや水の飛び散りによる電気の損失のほうがすぐに優勢に なりはじめる、と仮定しなくてはならない。なぜなら、やはり水道水の場合 でも、もっと遅くはあるが、この限界に達するからである。ここでは常に、 噴水流の入り口のある針金格子で受け止め容器を覆うことによって、 飛び散りによる損失を減少した。亜鉛盤は容器の上端から10cm下に位置して いた。

水の消費量が同じでも、排出口を大きくすればするほど、電気の増加は より小さくなった。

【表10】

排出口の大きさ

水道水10リットルを流した後の電圧

mm

0.8

1.7

3.0

ボルト

4000

2500

1800

どの噴水流も、噴水流の長さの上から3分の1のところで既に水滴と なって飛び散った。三本の噴水流が同時に出るように、一重の排出口の 代わりに三重になった排出口を取り付けると、電圧は三倍の速さでこの 同じ値に達した。たくさん穴の開いたシャワーノズルはよい結果をもたらさ なかった。いくつもの噴水流がぶつかり合うと、その結果、飛び散ることに よって大量に電気が損失されるが、これを避け続けるのは困難だからで あった。



<注釈>
3.水が汚れないように、底部を切り取った大きな瓶を円柱の中に置いた。

4.この結果はのちに用いられる(表16)。 図6 の装置の容量は 0.78X10-10ファラッド(精密検査済みの空気畜電器との静電の比較に よって算定)。噴水流の水滴の直径の平均は、火花の明るさで測定すると、 2mm。その1分間には0.95リットルの水が流出した。噴水流の長さは120cm。


次へ→
|トップ|