ガラス製の噴水流装置
(22)
での実験の際にはこれとは別の妥当な
考察がされた。蒸留水の噴水流は、蒸留水の上に落ちる時と濃縮食塩水の
上に落ちる時とで、大変異なった効果を示した。噴水流と気流は落ちる
時に既に帯電しているのだとしたら、下にある液体の性質が大きな影響
を与えうるのを理解するのは困難だろう。電気増加は次の通りである。
【表14】
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1. 蒸留水が蒸留水へ落下する場合
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+55 ボルト
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2. 蒸留水が濃縮食塩水へ落下する場合
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+9 から +26 ボルト
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3. 濃縮食塩水が濃縮食塩水へ落下する場合
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−8.ボルト
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2の場合における作用は1と3の場合のほぼ真中に位置している。
したがって、落下してぶつかる二つの液体の双方は、同じ一つの作用に
同じくらい関与しているのである。
(注8)
水滴が別の液体の上に落ちてぶつかる経過を、水滴が空気と境を接しながら
流れ落ちる限りにおいて考察し、二つの部分に分けよう。
(注9)
第一の部分は水滴が最初に接触してから完全に沈み込むまでであり、
二つの液体の表面に関わる。第二の部分は、水滴を受け止めたた表面の
その後の変形を扱い、対象はこの表面だけである。もし電気が第二の部分
で発生するのならば、この発生は、ぶつかる前の液体の性質とは無関係で
あり、ぶつかった液体の性質にだけ関係していなくはならないだろう。
これは上述の実験に矛盾する。電気の分離は、少なくとも実質的には、
水滴が液体の上に落ちてぶつかる最初のときに、起こるのである。空気は、
接触しようとする二つの表面の間から押しやられて、一方の電気を連れ去
るが、他方の電気は液体に残ったままである。
<注釈>
8.下にある食塩水は2の場合ではたしかに噴水流によって薄められた。
しかし、のちの実験では、作用は、千倍にまで薄めた食塩水においても
常にマイナスのままであって、濃縮食塩水と水の間には位置しない、
ということが示された(表17)。
9.ヴォルティントン(Worthington)、Proc. Roy. Soc.34. 1882. p.219
以下の優れた模写を参照のこと。これは、落下する水滴が、飛び散ること
なく下にもぐることを示している。もぐった水滴は噴水流の場合もはや
表面には戻ってこない。すでにその同じ場所に落ちてきた次の水滴が、
前の水滴が表面に上がるのを妨げるからである。
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