生体に関する質問

マイナスイオンの生体への効果の報告例は多数ありますが、 戦前の古い臨床データの中には、まれに一時的にではありますが高濃度マイナスイオンが 必ずしも良い結果を示さなかったものもあります。 しかしながら、戦後から現在に至るまでに相当数のマイナスイオン発生器が流通してきた中で、 高濃度マイナスイオンが悪影響を与えたと思われる報告はきいておりません。 多いほど良いかについてはデータが十分ではありませんが、多くてもすぐに重大な悪影響が懸念される ということはないといえます。

この点については、現在のところ未だはっきりと解明されていません。 マイナスイオンの持つ「負の電気」が体の作用するためだとする考えが以前からありますが、 マイナスイオン自体の化学物質としての性質が寄与している可能性もあると 考えられます。

まず放射能についてですが、これは放射線を放出する性質を意味するもので、この場合 「放射能」ではなく、「放射線」のことを指しているのではないかと思います。
仮に「放射線はマイナスイオンである」ということで考えた場合、これは誤りです。 恐らく放射線を放出する際に空気が電離してイオン化することをお考えだと思いますが、 あくまでも「イオン化の要因」として「放射線」があるわけで、マイナスイオンが 放射線というわけではありません。
また、マイナスイオンは放射線によってのみ生成されるということでもなく、 例えば、マイナスイオンは空気中で放電させることによっても得られます。

これまでの文献を調べますと、プラスイオンが生体に悪影響を与えたとする研究報告は多くあります。一方、生体に好影響を与えたものや何の影響を与えなかったとするものも少ないながら見られます。
但し、マイナスイオン（の好影響）に関する研究報告の方が、数としては圧倒的に多いです。

治るかどうかは別として、発作時にマイナスイオン発生器などを使用して吸引すると かなりの即効性をもって楽になるようです。これはマイナスイオンに気管支の拡張作用が あるためと考えられます。また、病院などで治療用に使用している例もあります。

一般的には旧ソ連のSokoloffやドイツのSteffensらによって研究が行われていた1900年初頭だとされています。 Sokoloffは1903年、コーカサス地方において、空気イオンが「リウマチ」の発作と関係があることを認めています。また、Steffensは1910年、空気イオンを治療に応用した結果を初めて報告しています。
時代としては概ね20世紀に入った頃と捉えて差し支えないと思います。

1900年頃より報告されている、マイナスイオンが生体へ好影響を与える とする臨床データは、その殆どがマイナスイオン発生器を使用してのものです。 このことから考えれば、マイナスイオン発生器を使用するのが最も効果的だと いえると思います。
また、現在では様々なマイナスイオンを発生する製品があり、それぞれ効果の 得られるものがあると思いますが、そのイオン密度でいえば、概ねマイナス イオン発生器が他の製品よりも高いということからも、マイナスイオン発生器 の使用が望ましいと思います。

簡単にいいますと、生物にとって通常は有害なものが、微量であれば逆に好影響を示す作用のことを指します。 よく知られているところでは、僅かな量の放射線を発する鉱石等を利用した健康製品(衣類・寝具など)や、 やはり放射線を発するラドンを含む温泉での代替療法などがあります。 放射線は一定量を越えて照射されると人体に有害ですが、ごく微量ではかえって人体に有効な場合も あります。ただし、その効果について、学術的に広く認知される説明は未だなされていないようです。

[参考]
放射線ホルミシス (Wikipedia)

例えば、ホルミシス効果を期待する製品の中に、放射線を利用したものがあります。(衣類・寝具など) 放射線は空気中に放出されると、電離という現象を起こして空気中にイオンを発生させます。 このケースでは、マイナスイオンとホルミシス効果は関係があるといえます。

空気清浄効果により花粉の量が低減する可能性があります。