「マイナスイオン」は世界共通の呼称か？

「マイナスイオン」という呼び方は、いつ頃からか日本だけで使われるようになった 特有の呼称です。学術的には「負イオン」や「陰イオン」と呼ばれます。 英語表記では「negative ion」が一般的です。

また、これまでに報告されている、生体に好影響を及ぼすとする研究報告の大半は 空気中の負イオンについてのもので、本来は「負の空気イオン」や「負の大気イオン」と 呼ぶべきですが、一般の消費者には「マイナスイオン」という 言葉の方が浸透してしまっている感があり、当サイトでもあえて「マイナスイオン」と呼んでいます。

なお、「マイナスイオン」という言葉が、2000年前後のマイナスイオンブームの際のマスコミ等による 造語なのか？といった質問がございましたが、 1972年発刊の畑正憲さんの著書『われら動物みな兄弟』には、 マイナスイオンの空気清浄機のセールスのお話が出てきますから、現在(2007年)から考えても30年以上前に 既に「マイナスイオン」という言葉は使われていたようです。